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2007/09/02 (Sun) 魚に踊らされる

やっと読み終わりましたので感想を。

沈底魚 曽根圭介 講談社

第53回江戸川乱歩賞受賞作品です。
結構売れているみたいですね。本屋で平積みで吃驚でした。

内容に惹かれて購入したのですが、もともと乱歩賞は自分の肌に合うものが多いので毎年チェックしています。去年の受賞作まだ読んでいないなあ…。
で、乱歩賞の本といえば、何故かめくって数ページ目に著者の写真。
まるまる1ページ。
後ろに受賞の言葉。
これ福井さんの受賞作の時に知ったのですが、えっとですね。
吹きました。
ごめんなさい!悪気は無いんです。
でもでもでもー!
だめだ、やっぱりちょっと可笑しい。

さて肝心の内容です。
アメリカに亡命した北京の工作員の口から出た機密情報漏洩の件が新聞に掲載されたことからはじまる。それが国会議員の中にいるという。
沈底魚(スリーパー)は、ある一定の期間を一般市民として生活し命令があれば動き出す工作員。暗号名マクベスと呼ばれるその工作員の捜査を開始するが、事柄は二転三転とし、警察関係者にまで及ぶ。

ところどころ疑問が残る部分もありますが、まとまっているとは思います。物語の流れが淡々としていて、静かに燃えている感じ。公安というどちらかといえば影に近いような部署を扱っている所為もあるのでしょうが、ハデ過ぎないところが自分は好きです。

で、こういったエンターテイメントに近いものってキャラクターが結構重要です。というか自分の趣味だけで語らせてもらえば、もう掴みはOK(笑)
主人公不破はちょっと冷めた感じのおやじ。相棒の小柄なちょっと気難しい男若林。公安外事二課を取りしきるベテラン五味とその取り巻き。
内部での騙し騙され合いでの攻防や感情の揺らぎは見物です。

で、穿った見方をすると、何処の女性向小説!?みたいな感じで悶えたりしていました。
いい大人が突かれたくないとこ言われてむくれるとか!
無言でも、不破とだけは何故か相棒続けてこられた若林が美味しすぎる立ち居位置です。
個人的にお勧めは、不破さんのお知り合いのある意味大物爺さん王爺。
情報屋と刑事というそれ以上の繋がりを感じてならない!
男ばっかりなので、刑事モノとか好きな人には良いかもしれません。
妄想の余地ありすぎですからー!

話の結末は決してハッピーエンドではないかもしれない。
でもすっきりと読みやすい作品だと思います。
続きそうだけど、それから先は全く違う作品になってしまうからこのまま眠らせる。いつかその時がきたら起きるのかもしれません。

とまあ、感想半分解説半分。
これから読む人気になっている人、参考にどうぞ。
あんまり参考になっていないと思うけれど(笑)

さて。
次は今野さんの新刊「花水木」を読みます。

前回の記事に拍手ありがとうございます!コメントも大切に読ませて頂いております。感謝!

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