探せ!いいおやじ

 小説、または現実における、素敵おやじ探しの日々。福井晴敏、今野敏、御二方の作品が特に好きです。



 魚に踊らされる

やっと読み終わりましたので感想を。

沈底魚 曽根圭介 講談社

第53回江戸川乱歩賞受賞作品です。
結構売れているみたいですね。本屋で平積みで吃驚でした。

内容に惹かれて購入したのですが、もともと乱歩賞は自分の肌に合うものが多いので毎年チェックしています。去年の受賞作まだ読んでいないなあ…。
で、乱歩賞の本といえば、何故かめくって数ページ目に著者の写真。
まるまる1ページ。
後ろに受賞の言葉。
これ福井さんの受賞作の時に知ったのですが、えっとですね。
吹きました。
ごめんなさい!悪気は無いんです。
でもでもでもー!
だめだ、やっぱりちょっと可笑しい。

さて肝心の内容です。
アメリカに亡命した北京の工作員の口から出た機密情報漏洩の件が新聞に掲載されたことからはじまる。それが国会議員の中にいるという。
沈底魚(スリーパー)は、ある一定の期間を一般市民として生活し命令があれば動き出す工作員。暗号名マクベスと呼ばれるその工作員の捜査を開始するが、事柄は二転三転とし、警察関係者にまで及ぶ。

ところどころ疑問が残る部分もありますが、まとまっているとは思います。物語の流れが淡々としていて、静かに燃えている感じ。公安というどちらかといえば影に近いような部署を扱っている所為もあるのでしょうが、ハデ過ぎないところが自分は好きです。

で、こういったエンターテイメントに近いものってキャラクターが結構重要です。というか自分の趣味だけで語らせてもらえば、もう掴みはOK(笑)
主人公不破はちょっと冷めた感じのおやじ。相棒の小柄なちょっと気難しい男若林。公安外事二課を取りしきるベテラン五味とその取り巻き。
内部での騙し騙され合いでの攻防や感情の揺らぎは見物です。

で、穿った見方をすると、何処の女性向小説!?みたいな感じで悶えたりしていました。
いい大人が突かれたくないとこ言われてむくれるとか!
無言でも、不破とだけは何故か相棒続けてこられた若林が美味しすぎる立ち居位置です。
個人的にお勧めは、不破さんのお知り合いのある意味大物爺さん王爺。
情報屋と刑事というそれ以上の繋がりを感じてならない!
男ばっかりなので、刑事モノとか好きな人には良いかもしれません。
妄想の余地ありすぎですからー!

話の結末は決してハッピーエンドではないかもしれない。
でもすっきりと読みやすい作品だと思います。
続きそうだけど、それから先は全く違う作品になってしまうからこのまま眠らせる。いつかその時がきたら起きるのかもしれません。

とまあ、感想半分解説半分。
これから読む人気になっている人、参考にどうぞ。
あんまり参考になっていないと思うけれど(笑)

さて。
次は今野さんの新刊「花水木」を読みます。

前回の記事に拍手ありがとうございます!コメントも大切に読ませて頂いております。感謝!
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 活字倶楽部07夏号を買う

正直に告白します。

実は今回、発売日忘れてました!

ごめんなさい。カツクラーの皆様。てかかつくら。

今回は桜庭一樹さんの特集。
気になっていたけれど手に取ったことのなかった作家さんの一人。
どれから読もうかな。

で、自分悩んでます。
次回の投稿でお勧めするもの。
妄想の余地アリの小説って!
いっぱいありすぎるよ(笑)

今野敏さんの隠蔽捜査の竜崎と伊丹の関係性だけで数時間は過ごせる自信がある!ロレの浅倉さんと三吉だけで数時間語れる自信もある!

それを葉書にぶつければ良いんですけど。

夏の原稿が終わらないという落ちです。

死ぬ気で頑張ります!


拍手っていつのまに!そういえば。
以前の記事に拍手ありがとうございますv
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 Fが通過します 佐藤雅彦再び!

この頃の癒しといえば、仕事の休憩時間を利用して外に出て食事するところでまったりすることくらいです。店舗内は忙しなくて落ち着かないので…。

さて、箱根旅行は行って帰ってだけで終わってしまいました。
自分だけ土曜に仕事があったので、一人朝9時後半のロマンスカーに乗る。
結局行ったのは、芦ノ湖だけでしたよ。強風の中海賊船の形をした遊覧船ではしゃいでいましたがね!

そんな先週の土曜日にそれを発見しました。

Fが通過します 佐藤雅彦 マガジンハウス

おおおおお!見つけた瞬間思わず声を上げてしまいました。ピタゴラスイッチで彼の名前を知り、任意の点Pで本格的にこの方の考えに惚れて新刊出るたびに買っています。今回もかなり心くすぐるものです。
まずパッケージから驚き。
細長いんです。
大きさで例えると、ちょっと細身の歯磨き粉のチューブが包装されている箱に近いです。刀の鞘を抜くようにカバーを引っこ抜くと、これまた細い背が2本見えるのです。
それが今回の主役。
中身は、一つのコンセプトを如何に形として伝えるかを表した図と絵が細い本に書いてあります。一つで完結しているものもあれば、次をめくると主題が似ていて続き物になっていることもある。白黒灰色の三色で表しているのでシンプルで、どことなくお洒落です。
メモ帳のように片面で束のように製本されているからめくる作業がまた楽しい。ぱらぱら漫画をめくるような、次が気になるけれど終わって欲しくない、まだ続きが見たい気分になります。

じつはこれ、マガジンハウスの文芸誌「ウフ.」にのっていたものなんです。
掲載時の名前は、佐藤雅彦のはじっこジャック。
奇数ページの左端に掲載されているものでした。たとえ別の人の小説やコラムエッセイが載っていても、その数センチのスペースだけは佐藤雅彦ワールド。こういうことが出来る人ってすごいと思います。

たまたまその雑誌を大学の授業で使ったんですよね。イラストレーションの講義で、表紙を自分なりの絵で描いて中身も作れと言うものだったと記憶しています。もう2年も前です。あの頃から自分のやりたいことに疑問を持ち始めたんだと今更思い出しました。

うむ。一番手っ取り早いのは画像をお見せすればいいんですけれどね。
都内の本屋では見本として中身が見られるように置いてあるところもありましたから、立ち読みでもいいので手にとってみてはいかがでしょうか?

さてと次回は今野さんの新刊の感想です。いいおやじに癒されます。
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 出掛けて吃驚

もともとは漫画読みです。
今日はジャンプコミックスの発売日。
1日に買うはずだったものも購入する予定でした。
なーのーにー。

お財布の中にお金が無い。

え、なんでと思い記憶を探ってみたらつい最近お買い物ぴったりの金額しか入れずに出掛けたことを思い出しました。その時全部使ったんだよ…。
お昼代しかない財布は寂しいものです。

というわけで、ブリーチキャラブックもテニスも素通りです。

来週にします。
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 と、飛んだ…!

昨日、そう言えば漫画の発売日でした。

刑事が一匹… きたがわ翔

忘れていました。ほんと(笑)ごめんなさい。
で本編ですが。
もう笑いが止まりません。
詳しい内容には触れませんが、一番姉妹二人で可笑しい!可笑しすぎる!(十万石まんじゅう風に)と言い合っていた個所はあれでした。

ベランダから飛び降りるめいこさん。

凄いですよ、持っている方はよく見てください。確か侵入した家は一戸建てで庭があります。めいこさん、庭も飛び越えて地面に降りたって走り去るんです。
ひ、飛距離が凄く気になる。

あと個人的に高円寺さんのガタイの良さがこの頃気になります。
全ての原因はあれだ…。美しい筋肉たちが描かれた漫画を読んでしまったからでしょう。

他にはナルシスト署長が花を持ち、花言葉が出るたびに効果音が聞こえる気がしました。バラエティー風にテロップが出て、ポンとか聞こえてきそう。
ツッコミどころは満載ですが、それなりに楽しめるので私は好きですこの作品。


さてそんなこんなで漫画が増えていく。
もう本棚に入りません。
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 間取りに笑う

正確には買ってきたのではなく、借りてきた本です。

間取りが語る 間取りの会・編 宝島社

じっくり見ると、あれっと思う奇妙な間取りから、物語に出てくる家の間取り、有名人の家や、凶悪事件を起こした人の家の間取りまで、素敵で笑わせるツッコミと共に並んでいます。
一見記号のようなあの図をじっくり見ると、実は色々見えてくる。そんな新しい発見を見せてくれる本です。
確か、発売当時、大極宮で宮部さんが紹介していたのを覚えています。返し忘れていた本を図書館に返しに行き、たまたま建築の本を覗いていたらみつけて記憶が戻ってきました。
内容の面白さは宝島社というだけでかなり保証できると思います(笑)
良かったらどうぞ。

その他あと2冊本を借りてくる。
面白そうだったので、戦争関係で一冊。
小説一冊。

そして、密かに素敵おやじが頑張る小説を日々探しているのです。
誰かいないかなー。
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  • Author:犬神 涼
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